春の踊りは①


もう2ヶ月も前の話ですが、滝沢歌舞伎ZERO2021を観劇させていただいたので備忘録を残してみようと思います。


当時書き殴ったメモとレポなどを見て思い出しながら書いているので、拙い文章ですが……


2021年 4月15日(木)晴れ


開演前

念願の滝沢歌舞伎ZERO2021 当日。
東銀座へ向かう電車の中ではずっとひらりと桜やBlack Gold、The Movieの予告などを見て気持ちを高めていました。駅につき大好きな阿部担と1年ぶりに会えて、まずそれが嬉しかったです。(去年は2D.2D.で会う予定が中止になってしまったので泣く泣く普通にお泊まりして遊びました)
2人でコインロッカーにキャリーバッグを入れて、いざ!新橋演舞場へ。



特別上映ぶりに訪れた新橋演舞場は沢山の人で溢れていました。2人で滝こみご飯抽選用紙を受け取り開場を待ちましたが、この時未だに実感ZERO……。


席に着いて思っていたよりステージとの距離が近くて戸惑い、歌舞伎済の友達に 席こんな感じだったよ〜と写真を送ると「めっちゃいい席!右斜め上!」と返ってきて、その時ハッっと官兵衛が2階席(縁)に来るというニュアンスの投稿を見たことを思い出しました。


割と作品によってはネタバレを避けたいタイプなので当日まで自衛はしてたものの、不意にネタバレと感じるものが目に入った時はすぐ薄目になる特技を身につけていて、その事に関してもあまりハッキリとは覚えていませんでしたがこればっかりは我慢ならず真相を聞き(真相?)私は開演まで2階席をずっと見上げている不審なオタクになりました。




そしていよいよ、幕が上がります。



滝沢歌舞伎ZERO2020 The movie のような海の映像と共に大きな拍手の中1人ずつスポットライトが当たります。この時にはもういよいよ滝沢歌舞伎ZEROを実感せざるを得ない状況になっていました。


順番が来て大好きな康二くんが見えた時、自然と涙が出て少しぼやけてしまいましたが何とか涙を拭いて生きている!と強く思いながらその興奮を拍手に込めました。



ひらりと桜

イントロが流れ紗幕が上がってく時は自分でも驚く程涙が止まらなくて、声が出そうになりそれを抑えるのが苦しかったです。今思い返すと隣で手を繋いでくれていた阿部担、よく引かなかったな……と思います。(もしかして引いてた?)


多分、向井康二くんは人生で1番焦らされた人だったんです。割と今まで好きになった人にはありがたいことにすぐ会えていたので、やっと会えたという事がとにかく本当に嬉しかった。


「春の踊りはよぉいや「さー!」」拍子木の音、落下する青い桜吹雪。ここも鳥肌が立って、花吹雪くらいドバッと涙が出ました。


ずっと止まらなくて大好きななべこじパートもほぼ視界が滲んでいてまともに見られなかったけど、本能的になのか目に焼き付けなくては!という思いになりそれからはハンカチで息を止めて瞬きもせず眺めました。本当にかっこよかった……


ONE Heart

やっと会えたという感動もつかの間、聞いたことの無い音楽が流れ、噂の新曲だ!と思っていたら歌い出しが康二くんでした。


「もしもあなたがいなかったら 乗り越えられなかっただろう」


真剣な表情で歌い上げる姿を見て、それは私があなたに言いたかった言葉だよ、とまた目頭が熱くなりました。
この後の阿部くんもまた良くて。個人的にステージではほとんど笑顔でいてくれる阿部亮平というアイドルが好きなんです。この時もすごく素敵な笑顔で歌っていて、心がほっこりしました。


後ろに映し出される映像から、なんとなく今のご時世に寄り添ったような曲なのかなと思い、9人それぞれの気持ちのこもった歌声はかなり心に響きました。「僕らはひとりじゃない」胸に刻みます。


九剣士

記憶が間違っていたら申し訳ないですがこれまでより多く全員にセリフがあった気がして、まずはIMPACTorsの演技力に肝を抜かれました。


「さぁ羽ばたけ 九剣士よ!」の声から始まり、生で見る殺陣は上手く言葉では伝えられないほどのド迫力でした。全員でのシーンが終わると雷の音が鳴り響き、その場に残る康二くんをIMPACTorsたちが囲むような形に。全員を斬っていき、見下すような目付きがたまらなくかっこよかったです。

あとよく言われていますが宮舘さんの殺陣は私のような素人からしても上手だなと感じるほどでした。


そしてもう1つ覚えてるのは阿部くんの舌打ち。
影山くんを切って静かに振り返った時 あ、絶対舌打ちする!と察して、隣の阿部担が死んでしまうのではないかと不安になりながら「チッ……」を浴びました。


変面

演目として好きだったので生で見られて嬉しかったです。ただ生で見ようがあの仕掛けは私には理解が出来なかった…………。
変面は3人の立ち振る舞いというか、ゆっくりと歩いたり指先の使い方だったりが好きです。あと顔が見えない分落ち着いていられます。最後に顔を見せてくれますが、汗ばんだおでこに前髪がはりついているのがかなり愛おしかったです。


Maybe

序盤から演出(プロジェクションマッピング?)がすごくて興奮してました。緑と紫の照明に照らされながら歌うあべふかはもちろんのこと、後ろにいたさくラウがとても良くて、どうしても目がいってしまいました。特に佐久間くんは黒い衣装であまり目立たないかな?という感じなのにすごく目立っていて、本当に目を引くものがあるなぁと感じました。


My Friend

ラウールがパチンと指を鳴らしてMy Friendがスタート。翔太くんの響き渡る歌声を聴いて、改めてこの人の歌唱力すごい と思いました。彼風に言うとエグエグ。「さぁ共に風を切れ」のビブラートは演舞場が壊れるんじゃないかと思うほどの声量で、本当に鳥肌が立ちました。
フライングもこれまたすごかった。宮舘さんの変わることの無い凛とした表情と、上品でしなやかな動き。本当に失礼な言い方をしてしまうと人間じゃないみたいでした宮舘涼太さん、宮舘担の皆さんすみません)


腹筋太鼓

初めは上裸で太鼓を叩く大男たちの姿に興奮したものの、まだ自担が出てこないからかだんだん私は何を見ているんだ……?と、ついこのトンチキさに答えを求めようとしてしまいました。でも盛り上がっていくうちにこれぞジャニーズイズム!とまた興奮しました。そしてやっぱり照くんは本当に桁違いというか、オーラ放ってました。なんて余裕そうな素振り。


あと翔太くんが本気で苦しそうな顔をしていて、私はこんなただ座って観ているだけでいいのだろうかと謎の感情が生まれました。いつか座席も倒れて、腹筋しないと推しが見えないようにするべきでは……絶対嫌ですが……。


そしていよいよメカ太鼓がオープン。凛々しい顔をしてギュッとバチを握った康二くんは、華奢な身体してる割に背筋はしっかりしていてちゃんと男の人なんだなとドキドキしました。冷静に考えると、合法的に推しの上裸を見てドキドキしないわけが無いんですよね。
それに加え大好きなもみあげが良く見えて本当に至福の時間でした。太鼓を叩いている全員は絶対に地獄の時間なんでしょうが。あれをやり切る皆さん、本当に毎公演お疲れ様です。
特にフライング終わりの宮舘さんとか体力化け物なんでしょうか……?


Shadow Dance

IMPACTors time!これもよく腹筋太鼓直後にこんなに激しく踊れるなと思いました。しかもしっかりかっこいい。ただジャニーズあるあるの上裸にジャケットは、どこ見ていいか分からなくなっちゃうのでどうにかインナーを着て欲しいです。(腹筋太鼓でしっかり康二くんの胸板見てた人)

Black Gold

すっぽんから佐久間くんが登場。そしてすぐにオレンジの照明に変わり、上手から少しオラついた康二くん。衣装も表情も本当にかっこよすぎて声が出そうになりました。 あとブラゴでは宮舘パートの「Workin' it workin' it grind」が好きなのでそこも続けて堪能。


ラウールがせりから上がり、改めて顔の小ささや足の長さ、自分の魅せ方からこの子は圧倒的センターだと実感しました。サビは康二くんは下手寄りであんまり見えてなかったけど、ラストで上手に来る時に阿部くんとアイコンタクトをしてて1番興奮してしまいました。あべこじ!



生化粧

椿くんと基くんが登場し、お化粧中はSnow ManからIMPACTorsへのアドバイスを紹介するコーナーに。

まずは宮舘さんから。

宮舘「新へ。この前、すみません、挨拶するタイミングが遅れました!と言ってたね。そんなことないよ。それがお前の、タイミング」
椿・基「パーティータァイム!」 「フゥゥウ〜〜!!!(拍手が巻き起こる)」
宮舘「Party Timeをそんな雑に使ったらダメですよ」


この後しっかり本家の「歌舞伎、Party Time」も聞けました。そしてバフバフとお化粧を進めてたのに
「何が違うねん!」とツッコミを入れる康二くん。


続いてラウールからのアドバイス

ラウール「みんなの方が先輩なのに僕がSnow Manの近くにいる時、おはようございます!って言われるの気まずいので、今度からぜひ雑に扱うくだりしてください」


この時点でアドバイスじゃないのがちょっとかわいい。「椿くんとか10年くらい先輩ですもん」と付け足すラウに対し「考えてきたからやってみるね」と実際にやる流れに。

椿「おはよ〜〜(特徴的な声)」
基「それ宮舘くんの挨拶!」


この後宮舘さんが「ごきげんよう」と言って康二くんマイクを通さずにワーワー地声でガヤ入れ。「マイクで話せ!」と言われしぶしぶ手に持つのですが、逆さまに持っていて結局地声というオチ。かわいいし面白いしで最高でした。


最後は佐久間くんからのアドバイス

佐久間「アイドルとしての格言を教えてあげよう。『アイドルは笑顔を見せる仕事じゃない、笑顔にさせる仕事だ!』これを大きな声で3回復唱!」
椿「いい言葉ですね〜 お客さんは声は出せないけどアイドルを目指してる人もいると思うので、心の中で復唱しましょう!」
深澤「マジで!?」


ふっかのマジで!?に笑いつつ椿くんと基くんの声に合わせ心の中で復唱しました。いいアイドルになれそうです。ここでアドバイスは終了。IMPACTorsの新曲披露に入ります。


Wildfire

Shadow Dance含めこの日初めてIMPACTorsのパフォーマンスをちゃんと見たのですが、歌もダンスも魅せ方も上手でちょっと心掴まれました。こうやって人は沼に落ちるんだなぁと。私はまだ足湯程度の沼ですが、周りが結構落ちたのでいつか全身浴してしまうのではと思うとヒヤヒヤします。
あと照くんの振り付けがよく合っていて、見ていて楽しかったです。そして途中に見えた椿くんの腹チラが忘れられません…………。



桜の舞(男と女の舞)

紗幕が上がり、センターに阿部くん目黒くん。実は女形の阿部くんも好きでかなりドキッとしました。腰の落とし方や歩き方はもちろん、表情や目線なんかも女性的でとっても惹かれます。
続いてすっぽんから翔太くん、花道から佐久間くん。ステージに4人が揃い、阿部くんをグッと引き寄せついに優しく口付けする目黒くん。心の中でずっと叫んでしまう程興奮しました。



五右衛門ZERO

歌舞伎に関する知識が乏しいので、正直思ったことを書くのが難しい演目です。ただ康二くんが上手側に来ることが多くて(体感)喜んでいるメモだけはありました。
あとは刀投げ。花道に移動した宮舘さんの「五右衛門!」の声が会場に響き、その時の空気は今までに味わったことの無いような緊張感でした。そして成功。この2人だからこそ出来るのかなぁと思いました。



花鳥風月

The movieのダイジェストのような映像が流れ懐かしい気持ちになりつつ、もうすぐ終わってしまうなと汲み取り少し寂しさもありました。



雷鳴と大量の雨と共に、ステージにSnow ManとIMPACTorsがやって来ます。舞台センターのピンスポットに9人が集まりいよいよ始まりました。


イントロの鈴の音が聞こえ「揺らぐ花びらのように」でまた涙。花鳥風月も大好きな歌なので、ひらりと桜同様やっと見られたという気持ちが強かったです。

踊り出すと舞台後方から大量の水が吹き上がり、照明も変わり一気に花鳥風月の世界になりました。身体を大きく使いつつ強弱はしっかりとつけ、がむしゃらに踊る康二くんは本当に綺麗でかっこよかったです。

全員雨に打たれながらも力強い表情で、時折楽しそうに踊っていて心を打たれました。本当に私の葬式では花鳥風月を流して欲しいです。



そして9人がこちらを振り返り、一幕は終了。




幕間

阿部担と「ヒィ…………」としばらく放心状態だったものの、まず出てきた言葉が「ブラゴあべこじあったよね!?」「目合ってたよね!?」でした。その後もどうにか記憶が消える前にお互い言い合いました。



春の踊りは②へ続きます。